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1998 Fiscal Year Annual Research Report

血管端側吻合部における局所壁ずり応力と吻合部内膜肥厚の成因に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09671264
Research InstitutionAichi Medical University

Principal Investigator

石橋 宏之  愛知医科大学, 医学部, 講師 (10257660)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清田 義治  愛知医科大学, 医学部, 助手 (30298591)
飛田 研二  金沢医科大学, 医学部, 助手 (00288531)
Keywords血管吻合 / 端側吻合 / 壁ずり応力 / 吻合部内膜肥厚 / 下肢血行再建術 / 晩期グラフト閉塞
Research Abstract

血管端側吻合部における局所壁ずり応力測定実験では、ウサギ総頚動脈に血管端側吻合を作成し、血流解析用回路を作成中である。血管端側吻合作成一週間後にウサギ総頚動脈内にプラスチック樹脂を注入し、端側吻合と同一geometryを有するプラスチック樹脂キャストを作成した。このプラスチック樹脂キャストをシリコンで型取りし、これを基に低温融解合金で再び端側吻合と同一geometryを有する合金製キャストを作成した。そして、これを基に紫外線透過性モノマーで血管端側吻合鋳型を作成した。これは血管端側吻合と同一geometryを有する血流解析回路用鋳型であり、これを用いて、photochromic dye法により血管吻合部局所の壁ずり応力を測定する予定である。
血管端側吻合部内膜肥厚の病理学的実験では、総頚動脈端側吻合一週間を経たウサギにBrdUを投与した後、これを犠牲死させ、端側吻合血管を採取し、BrdU免疫組織染色法を用いて吻合部周辺の細胞分裂頻度を計測する方法を確立した。現在、これまでに採取した総頚動脈端側吻合標本をBrdU染色し、血管端側吻合部周辺の細胞分裂頻度を計測中である。
これら2つの実験で、吻合部周辺の壁ずり応力の分布、内膜肥厚の局在、核分裂細胞の頻度と分布の相関を解析することにより、壁ずり応力の血管内膜remodellingに及ぼす影響を解明する予定である。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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