1999 Fiscal Year Annual Research Report
放射線感受性EGRIプロモーターを用いた大腸癌の化学-照射-遺伝子治療法の開発
Project/Area Number |
09671276
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Research Institution | TOHOKU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
石井 誠一 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (60221066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 恵子 東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (00291253)
舩渡 忠男 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (70165455)
高井 良尋 東北大学, 医学部・附属病院, 助教授 (50107653)
椎葉 健一 東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (90196345)
溝井 賢幸 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (90271949)
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Keywords | 大腸願 / 遺伝子治量 / EGRI |
Research Abstract |
本研究は放射線感受性EGRIプロモーターを用いて、進行大腸癌に対する新しいChemo-Radio-Gene Therapyを開発することを目的とする。すなわち放射線感受性EGRIプロモーターを用いてCytosine deaminase mRNAを発現させるベクターを作成し、ベクターを大腸癌細胞に導入して照射を加え、Cytosine deaminaseを腫瘍細胞に発現させる。これによりprodrugである5-fluorocytosine(5-FC)が5-fluorouracil(5-FU)に変換され、腫瘍局所に照射と化学療法が集積される。さらに局所における5-FUの増感作用も期待される ・EGRIプロモーターを含む領域を既に報告されているプライマーを用いてPCR法で増幅。 ・同様にCytosine deaminase遺伝子を増幅。 ・得られたDNAフラグメントをクローニングキットに組み込み、さらに増幅。 ・クローニングサイトにEGRIプロモーターをリンクしたベクターを作製し、さらにEGRIプロモーター下流にCytosine deaminase遺伝子をリンクしたアデノウイルスベクターの作製を企図した。 結果としてEGRIプロモーターおよびCytosine deaminase遺伝子を組み込んだベクターの作製に手間取り、in vitro ,in vivoにおける解析を行うには至らなかった。
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