1999 Fiscal Year Annual Research Report
臨床応用を目指し、ハイドロキシアパタイトゾルを用いた徐放性抗癌剤の検討;特に局所癌化学療法を目的とした徐放性アドリアマイシンによる腹膜播種の防止と治療の基礎的検討
Project/Area Number |
09671328
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
毛利 紀章 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (60275138)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真辺 忠夫 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (80127141)
赤毛 義実 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (90264720)
四ツ柳 智久 名古屋市立大学, 薬学部, 教授 (40080189)
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Keywords | アドリアマイシン / 腹腔内投与 / DDS |
Research Abstract |
1)アドリアマイシンのラット腹腔内投与の安全性濃度を確かめるためにLD50を検討中であるが、14.2mg/kg以下ではすべて生存しLD50が15-20mg/kgのため、その1/10の1.5mg/kgが至適投与量と思われた. 2)AH130腹水肝癌細胞を1×10^7個腹腔内投与すると7日後には90%に癌性腹水を認めることから、これをラット癌性腹膜炎モデルとした. 3)ハイドロキシアパタイトゾル(HAp-sol)の精製についてであるが、今回用意したHAp-solにわずかの不純物と水抜きが不十分であることが判明したため、現在もHAp-solをあらためて製作・調整中である.
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