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1998 Fiscal Year Annual Research Report

侵襲期の低栄養状態に及ぼす脳内サイトカインと神経ペプチドの役割の解明

Research Project

Project/Area Number 09671349
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

吉田 祥吾  久留米大学, 医学部, 助手 (30191589)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 亀井 英樹  久留米大学, 医学部, 助手 (10268899)
貝原 淳  久留米大学, 医学部, 助手 (20204315)
山崎 国司  久留米大学, 医学部, 助手 (00200642)
Keywords外科侵襲 / 担癌 / 脳内サイトカイン / 尿素窒素 / 強制栄養
Research Abstract

本年度は脳、肝臓、腹膜におけるTNF-amRNAの発現量について開腹創の大きさによって差異を認めるか否か、小切開群、大切開群、麻酔のみの対照群の3群で比較検討した。平成9年度までは犠死の時期は術後24時間に測定していたが、本年度はTNF-amRNAの産生がpcakと思われる術後3時間にて犠死せしめた。脳のTNF-a mRNAの発現量は大切開群が小切開群と対照群に比べて有意に増加していた。一方、腹膜と肝臓におけるTNF-a mRNAの発現量については大切開群と小切開群では差異を認めず、切開の大きさによる侵襲反応の差異には脳内のサイトカインが深く関与していることが示唆された。平成10年度に開催された Academic Surgeryにおいて我々の大切開群は筋肉の切除が含まれているため、筋肉の損傷が脳内サイトカインmRNAの発現が影響を受けている可能性を指摘され、平成11年度には新たに筋肉のみの切開群を加え、脳内のTNF-a mRNAの発現について検討する。また、脳内のTNF-a mRNA増加によって catecholamine の分泌や尿中尿素窒素の排泄が増加するか否かについても検討する。さらに、本年度は担癌マウスにおける脳内TNF-a mRNAの発現と低栄養状態、食欲不振についても検討した。その結果0.1gの小さな腫瘍では脳内のTNF-a mRNAの発現が増加し、食欲不振が起こったこと腫瘍重量が1.5gに増加すると、脳内TNF-a mRNAの増加のみならず、肝臓、筋肉、消化管粘膜の TNF-amRNAの発現量が非担癌マウスに比べて増加することが明かとなった。平成11年度は強制栄養がTNF-amRNAの発現に及ぼす影響についても検討する。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Shirouzu Y.Shirouzu K YOSHIDA S.: "Effect of fentanyl on morphine levels in rats receiving intracerebro ventricular injection of TNF-α" American Journal of Physiology. 275. E635-E640 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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