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1999 Fiscal Year Annual Research Report

脳腫瘍モデルにおける放射線感受性プロモーターを用いた免疫遺伝子療法-B7,ICAM1発現による抗腫瘍効果-

Research Project

Project/Area Number 09671453
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

菊池 哲郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60177798)

Keywords免疫遺伝子療法 / マウスグリオーマ細胞 / マウスB7 / CD40L / インターロイキン12 / マウスICAM-1
Research Abstract

まず、放射線感受性プロモーターの効率を確かめるために、LacZ遺伝子を放射線感受性プロモーター下流に入れ、それをマウスのグリオーマ細胞(SR-B10A)に遺伝子導入させてその発現を観察したところ、発現効率は低く、放射線照射によるオンオフはあまり明らかではなかった。そのため、このプロモーターは今後使用せず、オンオフのない通常のプロモーター(CMVプロモーターなど)を用いることとした。
次にマウスグリオーマ細胞にIL-12ならびにCD40Lをそれぞれリポフェクチンを用いて遺伝子導入させた。これらはいずれもネオマイシン耐性であり、G418にて選択可能であった。IL-12の発現はELISAにて調べたところ、いくつかのクローンでIL-12の分泌が認められた。ここで得られたIL-12遺伝子導入細胞のtumorigenicityを調べるために皮下に腫瘍細胞を接種したところ、SCIDマウスでは親株と差はなかったが、同系マウスにおいてIL-12遺伝子導入細胞はほぼ完璧に拒絶された。CD40Lの発現はFACSを用いて検討した。CD40L高発現クローンを選択し、tumorigenicityを調べたところ、IL-12遺伝子導入細胞と同様にSCIDマウスでは親株と差はなかったが、同系マウスにおいて遺伝子導入細胞はほぼ完璧に拒絶された。現在、これらの遺伝子導入細胞とB7/ICAM-1遺伝子導入細胞を併用したワクチン療法をマウス脳腫瘍モデルにて検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Tatsuhiro Joki: "Induction of effective antitumor immunity in a mouse brain tumor model using B7-1 and ICAM-1 transfection and rIL-12"International Journal of cancer. 82. 714-720 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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