1998 Fiscal Year Annual Research Report
微小脳血管内皮に対するガンマ線の与える影響についての基礎的研究
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09671456
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
河本 圭司 関西医科大学, 医学部, 教授 (70077741)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
須山 武裕 関西医科大学, 医学部, 助手 (60288818)
土田 高宏 関西医科大学, 医学部, 講師 (10181249)
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Keywords | 内皮細胞 / レントゲン照射 / アポトーシス / tPAI |
Research Abstract |
1 脳血管内皮細胞のΓNF剤投与によるPAI-1測定及び放射線による影響、ブタ脳血管内皮細胞を間便に培養する方法を開発することができた。 この方法を用いて、脳血管内皮細胞にTFN剤を接触させると、tissue plasinogen activator(tPAI)抗原量の増加を認めた。このことから、血栓性の亢進による脳腫瘍効果が期待されることが判明した。 2 脳血管内皮細胞の放射線による影響 ブタの脳血管内皮細胞を培養し、コバルト照射を行い、その照射量を漸次増凰し、カロリメトリッタアウセー法にて生存率を測定した。照射後、48時間以内には内皮細胞自身の生死に影響しないことを発見した。30Gyの大量照射にも関わらず、殺細胞効果はなく、内皮細胞の放射線に対する強い抵抗性のあることが判明した。(第15回日本ヒト細胞学会発表) その後大量照射追加し、30Gy-40Gyで内皮細胞に殺細胞効果のあることが判明した。コバルト照射により、培養細胞がG2M期の細胞に集積することがわかった。更に一部の細胞にアポトーシスを観察することができた。一方ACNUの抗癌剤による影響とも比較検討している。
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[Publications] M Matsumoto T Tsuchida K Kawamoto: "Cisplatin-induced cell death in human glioma:Apoptosis or necrosis?" International Journal of Oncology. 11. 1209-1212 (1997)
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[Publications] Y Shirayama T Tsuchida K Kawamoto: "Effect of 1-(4-amino-2-methyl-5-pyrimidIII)cetgtk-3-(2-chloroethyl)3-nitrosourea hydrochlorick on giioma cells:ultrastructural observation using cell-cycle-specific cell sorting by flow cytometry" Medical Electron Microscopy. 30. 119-124 (1997)