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1997 Fiscal Year Annual Research Report

幻肢痛の病態病理の解明

Research Project

Project/Area Number 09671572
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research Institution佐賀医科大学

Principal Investigator

十時 忠秀  佐賀医科大学, 医学部, 教授 (20038722)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森本 正敏  佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (90136482)
濱田 智子  佐賀医科大学, 医学部, 助手 (30284657)
原野 清  佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (30038848)
Keywords幻肢痛 / 神経因性疼痛 / アロディニア / 引き抜き症候群 / 神経伝達物質 / 神経ペプチド / 免疫組織化学 / ラット
Research Abstract

SD系ラット(6週ー12ヶ月齢、雌雄)を用いて、実験を行った。肘部の皮膚切開により、一側の正中、尺骨、橈骨神経すべてをハサミで切断あるいは強く引っ張って切断(引き抜き切断)した。その後、行動を観察すると、約1.5ヶ月間は、行動には何の異常も観察されなかった。しかし、1.5ヶ月を過ぎると自傷行動を示すラットが出現した。自傷行動をおこす個体とおこさない個体が観察され、自傷行動を起こし始める時期にもばらつきがあった、上記の神経をハサミで切断した例に、自傷行動が発現しやすい傾向があった。両切断法組み合わせた実験例では、ひとつの切断法例と結果の差は認められなかった。オスとメスの実験例を比較すると、自傷行動はメスが早く起こす(約1.5ヶ月)傾向にあった。オスの実験例はメスより約0.5ヶ月遅れる傾向にあった。実験を行ったラットの週齢には自傷行動の発現時期に差はなかった。例数が少ないが、ヘアレスラットを用いて、同様に実験をした例で、引き抜き切断したラットの切断された神経の支配領域に潰瘍が形成され、約2ヶ月を経て自然治癒した。自傷行動もみられた。皮膚組織の神経を、PGP9.5の抗体を用いて免疫組織化学的に検索したが、神経の再生は認められなかった。SD系ラットでは被毛の存在で皮膚の変化は認められなかった。実験にはヘアレスラットの使用も考慮に入れることとした。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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