1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09671770
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
三輪 正人 藤田保健衛生大学, 医学部, 講師 (80247650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩田 重信 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (90084558)
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Keywords | 気動分泌 / イオンチャネル / パッチクランプ / 繊毛上皮細胞 / マクロライド剤 |
Research Abstract |
1.従来気道分泌は,粘膜上皮の杯細胞,粘膜固有層の腺細胞によりおこなわれているとされてきたが,気道上皮を構成する細胞の多くは繊毛細胞であり,その異常は上・下気道を問わず気道の病態形成に重要な役割を果たしていると考えられる。抗ヒトCFTR(cystic fibrosis fransmembrane regulator)抗体を用いて免疫組織化学的検索をおこなった結果,腺細胞だけではなく,繊毛細胞管腔側に存在していることを確認した。 2.次に,繊毛運動が保たれたモルモット気管上皮細胞を単離した状態で,正立鏡筒上下型のノマルスキー微分干渉顕微鏡を用い標的細胞を確認しながらパッチクランプを適用し繊毛運動のビデオ記録と同時にホールセルレコーディングが可能なシステムを開発した。 3.2.のシステムを用い,B刺激およびATPにより活性化されるクロライドチャネルが気道繊毛上皮細胞に存在していることを証明した。また,この両者が14員環マクロライド剤により抑制されることを発見した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 三輪正人: "気道分泌にかかわるイオンチャネルの分子的制御機構" 日本鼻科学会会誌. 36・1. 62-63 (1997)
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[Publications] 三輪正人,他: "気道上皮における電解質輸送に対するマクロライド剤の制御機序" Japanese Journal of Antibiotics. 50. 58-59 (1997)