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1997 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子クローニングから得られた連鎖球菌抗原のベーチェット病発症における役割

Research Project

Project/Area Number 09671780
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

小竹 聡  北海道大学, 医学部附属病院, 講師 (00186694)

Keywordsベーチェット病 / 連鎖球菌 / 分子相同性 / 免疫反応
Research Abstract

ベーチェット病における連鎖球菌の意義を検討するため、患者由来Streptococcus sanguisから菌体DNAを抽出し、ライブラリーを作成し、患者血清を用いたイムノスクリーニングを行い、陽性クローンを得、この遺伝子解析を行いDNA配列を同定した。この結果、全塩基数は2547、849アミノ酸から成る分子量95kDaの蛋白質が患者の感作抗原と同定された。
同定した蛋白の精製を行うため、open reading frameの前後に制限酵素siteを挿入したプライマーを設定し、PCRにて増幅し、それを読み枠が合うように蛋白発現ベクターのマルチクローニングサイトに挿入し大腸菌に融合蛋白質を発現させる試みを行った。しかし、pQE-32ベクターを用いてヒスチジンヘキサマータグを有する融合蛋白質を発現させる方法では、蛋白は合成されなかった。さらに、ベクターとしてpGEX-5X-3を用いてグルタチオン-S-トランスフェラーゼとの融合蛋白質発現を試みたが、これも成功していない。そこで現在、シークエンス前半の部分にプライマーを設定し、蛋白の一部を発現させようと試みている。
一方、ホモロジーサーチで分子相同性を有するヒト蛋白を検索したところ、ヒト眼内ペプチドBrn-3bという網膜神経節細胞POU domainと60%の相同性がみいだされた。特に相同性の強いペプチドを合成して現在、動物実験にてぶどう膜炎の誘発能を検討中である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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