• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1998 Fiscal Year Annual Research Report

前房関連性免疫偏位(ACAID)を用いた網膜色素上皮細胞移植時の拒絶反応抑制

Research Project

Project/Area Number 09671799
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

永江 康信  大阪大学, 医学部, 助手 (20263288)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 田野 保雄  大阪大学, 医学部, 教授 (80093433)
井上 幸次  大阪大学, 医学部, 助教授 (10213183)
Keywords前房関連性免疫偏位 / 網膜色素上皮細胞
Research Abstract

マウスの網膜色素上皮細胞(RPE)を、他の報告にしたがってラットRPEを採取する方法を応用して、マウスより採取して、培養などの本実験に使用しようと試みたが、マウス自体の眼球が小さくて、数十匹合わせても十分量のマウスRPEを採取することは不可能だったため、マウスRPEのcell-lineを用いた培養マウスRPE細胞にて、昨年と同様に再度、ACAIDの導入を試みた。培養したラットRPEに機械的に小さなキズをつけ創傷治癒過程中と創傷が治癒した直後の2時期の培養上清のTGF-β濃度を測定したところ、治癒過程中は、平均で213.53pg/ml,治癒直後は、193.85pg/mlであった。TGF-β(度が上がっていたため、マクロファージを播取し、ACAIDの導入の有無を再度試みたが、確実なACAIDの導入は認められなかった。以上より、培養マウスRPEを用いた実験に見切りをつけた。そこで、直接マウスRPEをシート状に取り出すことを再度試みたが困難だったため、既に、確立されている方法に準じて、ラットRPEをシート状に取り出した。培養マウスRPEと同様の手法で、ラットRPE上に、マウスマクロファージを播取し、マウスを用いてACAIDの導入を試みた。結果は、残念ながらACAIDの導入は認められなかった。本研究での昨年度および今年度の実験結果を鑑みると、残念ながら、網膜色素上皮細胞はACAIDを導入し得ないという結論に至った。従って、網膜色素上皮細胞移植時にACAIDを用いた拒絶反応抑制は、現状では困難であると考えられる。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi