1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09671820
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
澤 充 日本大学, 医学部, 教授 (40010475)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 久雄 日本大学, 医学部, 助手 (00267072)
岩田 光浩 日本大学, 医学部, 助手 (50193751)
加島 陽二 日本大学, 医学部, 講師 (70194719)
崎元 卓 日本大学, 医学部, 教授 (70111515)
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Keywords | 角膜 / 移植 / 中期間保存 / ヒト / 内皮細胞 / スペキュラーマイクロスコープ / 組織培養液 / コンドロイチン硫酸 |
Research Abstract |
中期間(2週間程度)の角膜保存を可能にする保存液の開発を目的に以下の研究を行った。 1.保存液の組成の検討 現在、使用されている角膜保存液についての資料を検討 a.OPTISOL-GSと同等またはそれ以上の性質を有する保存液 b.保存液については様々な特許申請がなされている。 c.特許に抵触しない組成として 代謝に関する物質,細胞膜の安定、保護作用物質を考慮にいれ単純な組成として、TC-199、MEMとコンドロイチン硫酸、ビタミンを主体とし、浸透圧調整をおこなうこととした。 2.強角膜組織状態での内皮細胞の観察法の評価 実際に移植に使用する眼球(角膜)を対象に異なるタイプのスペキュラーマイクロスコープを使用し、全眼球での上皮側から、強角膜状態での内皮細胞側からの観察法の比較を行った。全眼球での上皮側から観察は安定して実施し得た。内皮側からの観察は使用した2社の内、1社の製品は性能が劣り研究には不適切と判断され今後の研究には使用しないこととした。 3.現在、臨床で使用している保存液(OPTISOL-GS)をもちいて移植に使用した残りの角膜組織についての細菌学的、組織学的検討を行った。
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