1998 Fiscal Year Annual Research Report
小児悪性固形腫瘍(特に神経芽腫)における細胞内酵素反応の速度論的解析
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09671840
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Research Institution | JIKEI UNIVERSITY SCHOOL OF MEDICINE |
Principal Investigator |
山崎 洋次 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (70114147)
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Keywords | 神経芽腫 / 酵素反応 |
Research Abstract |
本研究の最終目的は、腫瘍細胞特に神経芽腫細胞のエネルギーを、細胞単位で酵素反応を測定することにより、解析することにある。 酵素反応測定装置は、光学顕微鏡に光源として584nmの波長の単色光を用いてステージには温度制御装置を置き、SP500オリンパス画像解析装置をもちいて酵素反応を測定した。 昨年度は、手術材料から得られた、ヒト正常組織(胃、小腸、大腸、肝臓、脾臓、肺)の酵素反応を測定した。結果は、胃の壁細胞の反応速度は40.2±4.6μmol/cm^3/min、肝の小葉間静脈周辺肝細胞では105.3±5.2μmol/cm^3/min、中心静脈周辺肝細胞では111±7μmol/cm^3/min、であった。 本年度の目標は、神経芽腫細胞におけるエネルギーを測定することであったが、症例のいずれもが、化学療法を施行後の症例であったため、壊死部分が多く、酵素反応の測定が不可能であった。そこで、マウス神経芽腫を用いて測定を施行した。結果は175±3.8μmol/cm^3/minであった。
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