• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1998 Fiscal Year Annual Research Report

培養破骨細胞の接着機構としてのclathrin sheetの解析

Research Project

Project/Area Number 09671878
Research InstitutionAsahi University

Principal Investigator

明坂 年隆  朝日大学, 歯学部, 教授 (70116523)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 寿穂  朝日大学, 歯学部, 助手 (80102119)
Keywords培養破骨細胞 / podosome / clathrin sheet / cell shearing / 凍結乾燥レプリカ / レーザー顕微鏡
Research Abstract

Clathrin sheetがガラス面上で培養した破骨細胞の細胞膜面に多数出現することを明らかにすることができた。他の細胞と異なりクラスリンはあくまでもシート状で存在し、クラスリンによるエンドサイトーシスの過程で出現してくる被覆小窩や被覆小胞はこの場所では観察されなかった。もしこのdathrin sheetがなんらかの形で基質面に強固に接着しているのなら化学・物理的に細胞膜を剥離しても他の細胞膜に比べ抵抗して残存するはずでありこのことを確認するためにcell shearing法を用い種々の程度に細胞骨格と細胞膜を破壊し急速凍結固定乾燥レプリカで超微構造を観察すると共に同様に処理した細胞をクラスリン抗体とF-アクチンの二重蛍光染色して共焦点レーザー顕微鏡で観察した。超微構造からは特有なハニーコーム型をしたdathrin sheetが他の細胞膜面に比べ明らかに強固にガラス面に接着することが観察され同様の所見が抗体染色によるレーザー顕微鏡所見でも確認できた。つぎにこのclathrin sheetがアクチンの集合体であるpodosomeとどのような関係があるのか検討した。Clathrin sheetはpodosomeより分離培養した破骨細胞の基質への接着初期に出現する傾向があった。同一の破骨細胞にdathrin sheetとpodosomeが出現するが、この2つの構造は明らかにその局在部位が異なっておりclathrin sheetはリング状のpodosomeより細胞辺縁部に局在する場合が多くpodosomeが出現しない偽足様突起にもclathrin sheetが出現した。現在このようなclathrinsheetがin vivoでも同様な動態を示すかどうか検索中である。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi