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1997 Fiscal Year Annual Research Report

舌下腺ムチン開口分泌の分子機構

Research Project

Project/Area Number 09671906
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

杉谷 博士  日本大学, 松戸歯学部, 助教授 (20050114)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉垣 純子  日本大学, 松戸歯学部, 助手 (40256904)
Keywords舌下腺 / ムチン / 開口放出 / シンタキシン / 分泌顆粒
Research Abstract

1.ラット舌下腺腺房細胞をトリプシンおよびコラゲナーゼを用いて分離し,シンタキシン1Aの細胞内局在の検討を行った.ラット舌下腺腺房細胞をホモゲナイズし,核画分を除いた後,遠心によって粗膜画分と可溶性画分を分離した.両画分におけるシンタキシン1Aの存在を抗シンタキシン1A抗体を用いウエスタンブロッティングを行ったところ,粗膜画分にのみ存在が認められた.現在,細胞膜画分,および分泌顆粒膜画分をパーコールを用いて分離を試みている.
2.ラット舌下腺腺房細胞ムチン分泌におけるシンタキシン1Aの役割の検討:トリプシンおよびコラゲナーゼによりラット舌下腺腺房細胞を分離し,さらにストレプトリシンO(SLO)を用い,可透過性ラット舌下腺腺房細胞を調整した.[^3H]グルコサミンにより標識し,SLO可透過性腺房細胞からのムチン分泌の測定条件の検討を行った.舌下腺受容体刺激はカルシウムイオンを変化させ分泌を引き起こすことから,インキュベーションメジウム中のカルシウムイオン濃度を変化させることによりムチンの分泌が引き起こされることを確認した.しかし,現在の条件では,インキュベーション時間が長引くとカルシウムイオンの効果がみられなくなることがあり,次のシンタキシン1Aを特異的に分解するタンパク質分解酵素活性を持つボツリヌス毒素によるムチン分泌への影響の検討には到っていない.さらにSLO濃度やインキュベーション時間の至適条件の検討を行っている.

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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