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1998 Fiscal Year Annual Research Report

歯科X線画像の遠隔診断に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09671931
Research InstitutionShowa University

Principal Investigator

岡野 友宏  昭和大学, 歯学部, 教授 (20124688)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 花澤 智美  昭和大学, 歯学部, 助手 (20245872)
松田 幸子  昭和大学, 歯学部, 助手 (50266178)
関 健次  昭和大学, 歯学部, 講師 (00245820)
荒木 和之  昭和大学, 歯学部, 助教授 (50184271)
Keywords遠隔医療 / 遠隔放射線診療 / ディジタルラジオグラフィー / パノラマX線撮影 / 歯科X線検査
Research Abstract

歯科X線検査では口内法撮影およびパノラマ撮影が主たる撮影法である。そこではX線検出器として従来からフィルムないし増感紙フィルム組合せ系が用いられてきた。しかし現在ではいずれの場合もディジタルX線撮影装置が普及しつつある。昨年度の研究にて導入した装置で、CCDをセンサーとしたパノラマX線画像の画質が従来法に比較して細部の描出において有意差を認めず、しかも照射線量の低減も可能であるという結果を得た。一方、歯科における遠隔医療では主としてパノラマX線写真の転送が必要となる。その際、ディジタル撮影にて得られた画像はその画像データをそのまま転送できる利点を有する。昨年度は従来のフィルム法にて得られた画像をディジタル化したものについて、画像圧縮が画質に及ぼす影響を検討した結果、1/5程度の圧縮では診断能の低下はみられなかった。そこで今年度はディジタル装置にて得られた画像について、非圧縮(TIFF)、非可逆圧縮(JPEG)で高・中・低圧縮の4種についてその診断能を比較した。撮影対象は撮影用の頭部ファントムで、種々な条件にて撮影して得られた画像であった。その結果はフィルム法にて得られた結果と同様、高・中圧縮においては明瞭な画質の低下がみられ、診断学的な正確度が低下することが予想された。さらにボランティアを対象として得られた画像については、原画像においてもdynamic rangeの低下に伴う画像の劣化がみられた。ただし、観察対象を限定すれば診断学的な価値の低下を最小限に抑えられると考えられた。画像圧縮についても同様な制約があるものの、低圧縮であれば、許容できる画質と判断された。以上の結果から、パノラマ撮影用のディジタル装置は遠隔医療に利用できる可能性が高いと判断された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 関健次,花澤智美,荒木和之,岡野和宏: "パノラマ撮影におけるdigital vacliography;Digipan TMによる画像" 昭和歯学公雑誌. 18・1. 97-100 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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