1997 Fiscal Year Annual Research Report
臨床画像のパノラマ標準画像変換(NIK法)による応用分野の検討-共通データベース構築・新分析法
Project/Area Number |
09671939
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka Dental University |
Principal Investigator |
板垣 恵輔 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (00151449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 靖久 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (90164970)
川崎 靖典 大阪歯科大学, 歯学部, 助手 (10148463)
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Keywords | NIK法 / 画像標準化変換 / パノラマ画像 |
Research Abstract |
平成9年度・研究実績結果 画像の取り込み条件:パノラマ画像のデジタル化に際し、臨床診断上問題のないレベルは2048×2048ピクセル/256階調グレースケール程度と考える。しかし、マッキントッシュCRT(480×648ピクセル)の表示能力ではこの条件では16〜32倍に拡大されるため、縮小なしに表示することはできず、圧縮なしでは1画像当たり4MBもの容量が必要となる。1024×1024〜512×512程度であれば分析・計測上では十分であろう。 これは約600dpi〜300dpiでの取り込みとなる。 変換条件(正常化補正および標準画像化):NIK法ではmeshテンプレートによる方法とAnatomical landmarkによる変換方法があるが、一般的には各メーカーのmeshテンプレートによる方が簡便であろう。決まった解剖学的構造物間の距離を基準化して分析する際や標準画像へ変換する際にAnatomical landmarkによる変換方法を用いるとよいだろう。 補正テンプレートの見直し:NIK法の3種類の補正テンプレートから1つの汎用テンプレートを考えたが、断層軌道の局所で差異が大きく、無理に単一の汎用テンプレートで補正するより3つの軌道イメージに近似するものを選んで流用する方が精度的に良いようである。来年度に時間があれば再度試みる。 補正変換精度の向上:NIK法においてパノラマ撮影時に、被写体の位置と断層軌道中心とのズレを補正するためのメルクマ-ルとしてA社とM社のチンレストにφ1mm金属球を断層軌道中心に置いて撮影し、前後移動量の補正精度を改良した。しかし前歯部の疾患には不向き。 各疾患のデータベース化は来年度に盛り込む予定。
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