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1997 Fiscal Year Annual Research Report

破骨細胞性骨吸収に及ぼすTIMPの役割

Research Project

Project/Area Number 09671972
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionAsahi University

Principal Investigator

澁谷 俊昭  朝日大学, 歯学部, 講師 (40206149)

Keywords破骨細胞 / TIMP / MMP / 骨吸収 / DNAプローブ / 免疫細胞化学 / 分子生物学 / 培養
Research Abstract

Tissue inhibitors of metalloproteinases(TIMPs)はMaterix metelloproteinases(MMPs)共通の内因子性インヒビターとしてその活性調節に関与する一方、インヒビター機能とは独立して、広範囲の細胞に強い増殖活性を示すことが明らかにされている。本研究の目的は成長因子としての破骨細胞の骨吸収活性に対するTIMPの影響を検討することである。抗TIMP-1、2抗体を用いたアフィニティーカラムによりTIMPフリーFCSを調整し、TIMPフリーFCSと正常FCS培地で、ウサギより分離した破骨細胞を骨片上で48時間培養し、骨表面に形成された吸収窩を測定したところ、TIMPフリーFCS群では吸収活性が有意に抑制された。さらにTIMPフリーFCS含有培地中にリコンビナントTIMPの添加により吸収活性は回復した。しかしながら合成MMPインヒビター添加や抗TIMP抗体添加では吸収活性は回復しないことからTIMPは破骨細胞の吸収活性に関与することが示唆された。
さらにヒト破骨細胞を分離培養し、オートクラインに生産されるTIMPについての検討が進行中である。ヒト破歯細胞や分離ヒト破骨細胞について抗TIMP-1,2抗体で免疫細胞化学的に検討すると、細胞内に陽性反応を認めた。
また分離ヒト破骨細胞のmRNA発現性を証明する目的でTIMP-1のDNAプローブを調整した。分離ヒト破骨細胞のホモジナイズからのノザンブロッティングではその発現を証明できた。現在In situ hybridisationにより破骨細胞胞内でのmRNAの局在を検討中である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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