1997 Fiscal Year Annual Research Report
家兎実験舌癌モデルを用いた免疫療法の抗腫瘍効果増強に関する実験的研究
Project/Area Number |
09672042
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
立松 憲親 岐阜大学, 医学部, 教授 (60021474)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 恭子 岐阜大学, 医学部・附属病院, 医員
市原 秀記 岐阜大学, 医学部, 講師 (50184627)
奥富 直 岐阜大学, 医学部, 助教授 (50152426)
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Keywords | VX2 / BRM製剤 / 実験腫瘍 |
Research Abstract |
平成9年度はLentinanを中心として,低用量癌化学療法との併用療法とその投与タイミングによる抗腫瘍効果の増強について検討した.家兎VX2移植癌について現在継代移植中である。一方,予備実験で慣習飼育(2週間)を終え,VX2癌(口腔癌で最も頻度の高い扁平上皮癌において類似の組織型を示す)細胞遊浮液(体重比50%)を家兎の左舌縁表面から5mmの深さの部位に0.1ml(12×104個/ml)無菌的に移植する手技を会得するため行った。またVX2移植14日目に同部位にcontrol (saline 1.0ml.iv)群としての標本を作製し,BRM製剤Lentinan(1.0mg iv)投与群から比較を行った.その結果control群と比較するとLentinan投与群においては有意に腫瘍発育が抑制されていた.順次,組織学的腫瘍壊死率と低用量CDDP(0.02mg〜1.0mgit)投与群についての組織標本を作製中である。
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