1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09672067
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Research Institution | Tokyo Medical University |
Principal Investigator |
後藤 乙彦 東京医科大学, 医学部, 助手 (80205591)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千葉 博茂 東京医科大学, 医学部, 教授 (80105478)
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Keywords | 人工歯根 / 歯根膜 / 細胞培養 |
Research Abstract |
インプラント周囲にヒト歯根膜由来培養細胞を用いた人工歯根膜を介在させ、天然歯により近い機能を再現させることを目的とし、継続してヒト歯周組織由来細胞の培養を試み、細胞培養に関する基礎的検討を行った。 東京医科大学口腔外科外来において、矯正治療のための必要抜去歯および埋伏智歯抜去歯等の歯根面より採取した歯根膜組織は初代培養ののち、0.05%Trypsin,0.53mM EDTAで細胞分散したのち25ml Flaskに移し、2mM L-glutamine,5μM mercaptoethanol、100μg/ml kanamysin,10%ウシ胎児血清(FBS)を含むRPMI-1640を培養液として、37℃、5%CO_2インキュベータ内で継代培養を続けた。 インプラント周囲に歯根膜を再生することを目的とした場合、実際に人工歯根修復術の適応なる患者は高年齢者が多数を占めるものと考えられることから、引き続き必要抜去歯及び埋伏智歯抜去歯のみならず、高年齢者からの歯根膜細胞の培養を試みたが、これまでに歯周疾患由来の細菌によると思われるContaminationの問題を解決することができなかった。そのため、高齢者を対象とした場合には自家歯根膜の移植に際しては限界があると思われた。そこで移植可能な歯根膜細胞を継続的に実験に供するための十分の細胞量を確保するために、細胞の凍結保存法を検討した。凍結操作には10%FBS含有ジメチルスルホオキシドを用い、4℃にて凍結用培地に作用させたのち-80℃に保存した。解凍は37℃で急速解凍し、そののち再培養を行い細胞の生存を確認した。 細胞の表面性状についてflow cytometerを用いて解析した結果、Class I、ICAM Iの発現が陽性であった。
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