1998 Fiscal Year Annual Research Report
地域保健での咬合診断と唾液検査を用いた生活習慣病ハイリスク群把握法に関する研究
Project/Area Number |
09672123
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
福田 雅臣 日本歯科大学, 歯学部, 助教授 (10189954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹木 幸恵 日本歯科大学, 歯学部, 助手 (60216877)
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Keywords | 地域保健活動 / 口腔保健 / 咬合診断 / デンタルプレスケール / 唾液検査 / シュークラーゼ活性 / 生活習慣病 / 生化学検査 |
Research Abstract |
う蝕と歯周疾患は生活習慣と密接に関連する疾患であるといわれ,その予防法として,生活習慣病予防と同様に,保健行動の変容が重要であるといえる。口腔の健康の保持・増進を実践していくに当っては,口腔の局所的因子のみならず,各々の人々の生活行動や健康行動さらに社会・経済的側面等,幅広い分野からのアプローチが重要となってくる。そこで本研究では,口腔保健行動およびショ糖の摂取状況を表す唾液中シュークラーゼ活性と生活習慣との関連性にを明らかにし,さらにデンタルプレスケールを用いた咬合診断と健康診査諸結果との関連性について検討することを目的に調査,研究を行った。 本年度はまず,年齢19〜24歳(平均年齢19.5歳)の女性121名を対象に生活習慣,口腔保健行動,甘味食品摂取状況を調査した結果と唾液シュークラーゼ活性との関連性について検討を行った。その結果,唾液中シュークラーゼ活性値は生活習慣を反映するものと考えられ,生活習慣病予防の口腔保健的アプローチの指標になることが示唆された。次に男性24名,女性129名の計153名(平均年齢49.3歳)を対象にデンタルプレスケールによる咬合診断結果と生活習慣および血液生化学検査結果との関連性を検討した。その結果,地域保健活動において,咬合診断は喪失歯数や喪失歯部位状況を説明するのに優れたスクリーニング法であったが,年齢や残存歯数などの交絡因子により,生活習慣や血液生化学検査値との関連性を十分に説明することができなかった。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] 竹木幸恵,青山 旬,杉山弘夫,佐野修司,福田雅臣,丹羽源男: "歯科衛生士学校生を対象とした生活習慣と口腔保健行動について" 歯学. 86. 678-686 (1998)