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1997 Fiscal Year Annual Research Report

医薬品適正使用のための薬効および副作用の比較評価法の開発 -循環器系薬物の最適な薬剤選択と投与計画を支援する薬品情報システムの構築-

Research Project

Project/Area Number 09672318
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

山田 安彦  東京大学, 医学部附属病院, 助手 (40158225)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊賀 立二  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (60012663)
Keywordsレセプター / 酵素 / 循環器系薬物 / β-遮断薬 / 抗血小板薬 / 投与計画
Research Abstract

生体内のレセプターおよび酵素と相互作用することによって、薬効・薬理作用を発現する薬物群が数十種類開発され、臨床での薬物療法において主要な役割を担っている。一方、これらには多種類の同種同効薬が上市されており、薬物療法の多様化と混乱を招く一因になっている。本研究では、レセプターあるいは酵素と薬物の結合占有に着目し、薬物動態学的情報と薬力学的情報を定量的に統合して結合占有を解析する方法論を構築し、それを基にした最適な循環器系薬剤の選択と投与計画を支援する薬品情報システムの構築を目的としている。本研究においては、まず同一の作用機序を有する薬物間および異なる作用機序を有する薬物間の定量的な比較評価法の確立を試みた。前者においては、アドレナリンβ-レセプターと相互作用する同種同効薬の薬効・薬理作用および副作用・毒性作用の比較評価および医薬品適正使用のための合理的な処方設計に関して、既に我々は検討を終了しその成果を臨床報告している。本年度は後者の評価法の確立を目指し、虚血性心疾患治療に用いられる抗血小板剤を対象に検討を行った。対象とした薬物は、可逆的な抗血小板作用を有するシロスタゾール、サルポグレラート、非可逆的な抗血小板作用を有するアスピリン、チクロピジンである。可逆的な抗血小板剤の評価は終了し、適切な用法・用量、および出血の危険性回避のための休薬期間などに関して、患者個々に設定できるシステムを構築し、臨床報告を行った。今後は、アスピリンおよびチクロピジンの解析を行い、後者の解析法の確立を検討し、同一および異なる作用機序を有する薬物間の定量的な比較評価法の確立を検討する。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 山田 安彦、伊賀 立二、他: "シロスタゾールによる抗血小板作用の解析とその処方設計への応用" 病院薬学. (印刷中).

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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