1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09672321
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
清水 栄 金沢大学, 自然科学研究科, 助教授 (10110545)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北浦 孝 金沢大学, 薬学部, 助教授 (00143868)
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Keywords | 医薬品 / 投与設計 / 適正使用 / 血中濃度 / シミュレーション / スタンドアローン型プログラム / 双方向性プログラム / 教育用プログラム |
Research Abstract |
近年のネットワークの進展には、目を見張るものがあり、各家庭にまでインターネット接続環境が拡大してきている。しかし、医療現場におけるそれは、一部限られた範囲のみで利用可能であり、さらなるインフラの整備が待たれる所である。従って当初より、スタンドアローン型プログラムの開発も目指し、研究してきたが、この面での一応の成果を上げることができ、日本薬学会118年会(1998年3月、京都)で、その一部を発表する予定である。また、これは教育用プログラムとしても利用が期待される。即ち、新年度本学部医療薬学演習において、活用する予定であり、投与設計および医薬品適正使用を理解する上で、十二分に教育効果を発揮できるものと考える。 インターネット上で、インターラクティブな(双方向性)医薬品血中濃度シミュレーションプログラムの公開を初年度の目的として、研究を開始した。即ち、医薬品名、投与量、投与回数、患者の性別・年齢・体重などを入力すると、その推定血中濃度曲線を描画し、これを見ることで医師、薬剤師の薬物療法決定を支援することができる。本年度は当初より交付内定が遅れ、更にWindowsNTサーバーの納入が遅れ、上記目的を達成できなかった。 次年度は引き続き、医薬品投与設計支援プログラムのインターネット上での公開を目的とし、更にスタンドアローン型プログラムの改良を目的として、研究を継続し、国民の健康と医療に資することを期したい。
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