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1997 Fiscal Year Annual Research Report

超高速情報ネットワーク(ATM)を用いた検査診断画像転送システムの関発

Research Project

Project/Area Number 09672354
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

中嶋 安彬  京都大学, 医学研究科, 講師 (50115896)

Keywords超高速情報ネットワーク / ATM / 医療画像 / ワークステーション / Telepathology
Research Abstract

(1)京都大学医学部附属病院検査部病理部門及び病理部にSunワークステーションを設置し、専用接続ボードを用いて京都大学学術情報ネットワーク機構(KUINS)の超高速情報ネットワークATM(Asynchronous Transfer Mode)に接続するためのATPアドレス及びIPアドレスを設定した。ATMハブノードからATMボードまでのインターフェイスとしては延長距離の長いMMF(マルチモード光ファイバ)の方がUTP(ツイストケーブル)よりも利用範囲が広いと考えられた。また、京都大学医学部附属病院の病理診断室にすでに稼働中のMacintoshコンピューターと上記のワークステーションとをTelnet接続し、MacintoshとSunワークステーションとの間でネットワークが構築できる事を確かめた。
(2)肉眼標本画像や顕微鏡組織標本画像をNikon社製ハイヴィジョンカメラHQ-130C及びFUJIFILM社製デジタルカメラHC-2000を通じて、Macintoshコンピュータに取り込む実験を行ったが、いづれの機種でもその特質を発揮できるレベルの画像情報は一枚あたり1Mbを越えるので、顕微鏡で取り込んだ画像をリアルタイムで表示するためには2Mb以上の増設RAMを搭載したUltra級のSunワークステーションを並列で設置したシステムが必要となることが解った。一般のパソコンにSCSI経由で入力する場合は、静止画での一枚つづの入力となり、ATMの転送速度を生かすためにはrate limiting stepである画像入力の問題を解決する必要があるという事が明らかになった。また、MINCS(大学病院衛星医療情報ネットワーク)の企画の一つとして、衛星回線を通じてNikon社製ハイヴィジョンカメラHQ-130Cを用いた顕微鏡画像のリアルタイムでの、転送・表示を試みたが、操作性、画像の質、共に良好で、診断にも十分耐えられるので、ATMと衛星中断とを組み合わせて各病理診断室どうしを直接ネットワークする事が重要と考えられた。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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