1997 Fiscal Year Annual Research Report
中年住民に体脂肪率の変動に関与するライフスタイルの変化に関する縦断的研究
Project/Area Number |
09672373
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
桂 敏樹 山形大学, 医学部, 教授 (00194796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
星野 明子 山形大学, 医学部, 助手 (70282209)
松谷 さおり 山形大学, 医学部, 助手 (60282208)
渡部 由美 山形大学, 医学部, 助手 (30292436)
千葉 ヒロ子 山形大学, 医学部, 教授 (50123310)
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Keywords | ライフスタイル / 中高年女性 / 生活習慣病 / 健康管理 / 体脂肪率 |
Research Abstract |
我が国では成人病が国民総死亡の6割以上を占めている。近年、特に高脂血症や肥満など心疾患のリスクファクターを有する者の増加が指摘されている。そこで、本研究では老人保護法による基本健康診査成績の内、高脂血症及び肥満に関する審査成績とライフスタイルとの関連を明らかにし、住民の保険指導に活用することを目的とする。 1.研究対象及び方法:研究対象者は山形県A市の中心商業区において、1997年7月に老人保護法に基づく基本健康診査を受診した住民247人である。 2.調査内容:問診は「基本健康診査問診表」「生活習慣改善指導問診表」を用い、保健婦等が行った。調査項目は家族歴、既往歴、現症、一般的食習慣、食品摂取度、飲酒・喫煙・運動の習慣、休養等であった。 3.結果:高脂血症及び肥満に関連するライフスタイルについて以下の知見が得られた。 1)休養や気分転換ができなければTCが増加する傾向がみられた。 2)HDL-Cは、TC・TGと比較して限られた因子に大きく影響される傾向がみられた。 3)「疲れやすい」は動脈硬化の兆候となる可能性が示唆された。 4)肥満及び過体重は、現象の愁訴が多い傾向が認められた。
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