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1997 Fiscal Year Annual Research Report

化学療法を受ける患者の嘔気・嘔吐へのリラックス・音楽療法の応用研究

Research Project

Project/Area Number 09672388
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionMie University

Principal Investigator

大西 和子  三重大学, 医学部, 教授 (30185334)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中西 貴美子  三重大学, 医学部, 講師 (40283543)
出口 克己  三重大学, 医学部, 教授 (60024650)
Keywordsがん患者 / 化学療法 / 吐気・嘔吐 / リラックス療法
Research Abstract

この研究の第1の目的は、がん患者で化学療法を受けている18才以上の成人を対象に、副作用の吐気・嘔吐に対してリラックス療法(筋弛緩法)が効果を表わすかどうかを検証することであり、第2の目的は吐気・嘔吐や不安において、高齢者と若齢者との違いがあるかどうか、また吐気・嘔吐と不安との関連を検証することであった。
化学療法を受けている12人の患者で、3ク-ルを通して行なった。1日3回で5日間、一回20分のリラックステープを聞きながら運動を行った。質問用紙は吐気・嘔吐の程度(INV),不安尺度(STAI)を使用し、データ分析はT-test、F-test、相関係数の検定を行った。
結果として、リラックス療法を行ったグループは行わないグループより有意に高かった(P<0.05)。吐気・嘔吐による苦痛において、1ク-ル目は2ク-ル目より(P<0.1)、また3ク-ル目より(P<0.05)有意に高かった。吐気・嘔吐と特性不安に関し、54才以上の患者は53才以下の患者に比較して有意に高かった(P<0.05)。しかし、状態不安に関しては、有意差は見られなかった(P>0.1)。吐気・嘔吐と状態不安との関連はなかった(r=0 68)。
このデータは研究途中のものであり、今回は経過報告である。しかし、これまでのデータでは、リラックス療法は有効であること、若年者は高齢者より吐気・嘔吐が強く、また不安も強いことが示された。また化学療法を受ける1ク-ル目に吐気・嘔吐が強いことが示された。これらのことに注意を向けて、看護していくことが示唆された。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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