1998 Fiscal Year Annual Research Report
チームアプローチによるインスリン依存型糖尿病の患者教育の方法論に関する研究
Project/Area Number |
09672402
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Research Institution | EHIME UNIVERCITY |
Principal Investigator |
中村 慶子 愛媛大学, 医学部, 教授 (40263925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 卓夫 愛媛大学, 医学部・附属病院, 講師 (00243783)
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Keywords | インスリン依存型糖尿病 / 患者教育 / 成長発達 / チームアプローチ / テレビ電話 |
Research Abstract |
平成10年度の研究は、インスリン依存型糖尿病患者に対する患者教育方法論や教育モデルを示し、実践ある方法論として発展させることを目的に取り組んだ。 その結果、患者教育の方法論として、INSネット64の電話回線を利用した画像による継続教育、患者支援システムを構築した。そして、テレビ電話を使用した患者教育支援システムとして、遠隔地に居住する小学生を対象に導入し、その意義について評価を継続している。このシステムは、医師、看護婦、栄養士による糖尿病キャンプでの教育実践を展開している専門性の高い医療チームを編成し、患者の成長発達に応じて、生活に密着した形での指導を可能にするものである。さらに患者とその家族を中心とするチームに、学校(教師、養護教諭)を加えて展開している。その効果は、患者自身の糖尿病の自己管理能力の向上や家族を含めた癒しの効果、さらに地域への啓蒙効果が評価できた。マルチメディアを用いたこれからの患者教育の方法として、大きく発展する可能性を持った方法論であることを確信した。 今後は事例を加え、経済的な評価と個々の患者の発達段階における有用性について検討を加えた研究を継続するとともに、チームアプローチを効果的に展開するために、指導・支援のための人的ネットワークを整備することが今後の課題である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 中村慶子: "国際糖尿病キャンプの我が国の参加者に対する効果" 日本糖尿病教育・看護学会誌. 2(2). 97-103 (1998)
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[Publications] 中村慶子: "糖尿病キャンプに対する家族の評価と期待" 小児保健研究. 57(6). 791-799 (1998)
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[Publications] 中村慶子: "テレビ電話を利用した糖尿病教育指導システムの構築" 第14回看護情報システム研究会. 67-70 (1998)
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[Publications] 中村慶子: "テレビ電話による小児のインスリン依存型糖尿病患者支援システムの例" 第18回医療情報連合大会論文集. 570-571 (1998)
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[Publications] Keiko Nakamura(Gorge A.Werther): "Diabetes and the Adlescent" miranova publishers, 384 (1998)
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[Publications] 中村慶子(河口てる子): "糖尿病患者のQOLと看護" 医学書院, 240 (1999)