1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09672422
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Research Institution | Health Sciences University of Hokkaido |
Principal Investigator |
齋藤 いずみ 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助教授 (10195977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長浜 亜希子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 助手 (00285545)
宮崎 みち子 北海道医療大学, 看護福祉学部, 講師 (70295913)
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Keywords | 看護行為 / 看護時間 / 分娩 / タイムスタディ / 評価 |
Research Abstract |
分娩時の看護を数量化するために、分娩第1期から分娩第4期までに実施された看護項目と看護時間を正格にマンツーマンタイムスタディー法により1分単位で測定した。 初産婦と経産婦、正常群と異常群に分類し分娩第1期、分娩第2,3期、分娩第4期および総看護時間を比較した。 看護時間 1 初産婦の看護時間が経産婦に比較して有意に長いのは正常群では分娩第1期、分娩第2,3期、総看護時間であり、異常群ではいずれの期も初産婦の看護時間が長かった。 2 初産婦の正常群と異常群では異常群の分娩第4期の看護時間が有意に長かった。 3 経産婦の正常群と異常群では異常群の分娩第2期の看護時間が有意に長かった。 看護項目 1 分娩時に実施した主な看護大項目は「産科特有の援助」45%、「診療の介助」20%、「日常生活の援助」17%、「患者の記録など」17%であった。 2 分娩時に実施した主な看護中項目は「助産診断」「直接分娩介助」「看護計画・記録」「新生児介助」「準備・後片づけ」であった。 考察と今後の計画 これまで分娩時の看護時間を正格に測定した研究はなされておらず、本研究で初めて初産婦、経産婦、正常群、異常群の看護時間を明らかにした。今年度は、看護者の経験年数や、異常の種類による看護時間の違いを明らかにする予定である。
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Research Products
(1 results)