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1997 Fiscal Year Annual Research Report

オリーブ油の長期摂取に対する栄養評価

Research Project

Project/Area Number 09680008
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

大塚 惠  お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (20175243)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤原 葉子  お茶の水女子大学, 生活科学部, 講師 (50293105)
Keywordsオリーブ油 / ラ-ド / モルモット / 長期摂取
Research Abstract

オリーブ油はオレイン酸を多く含むのが特徴であり、栄養的な利点が注目されている。しかし、長期投与における影響については明らかにされていない。本研究では、オリーブ油の長期摂取による生体への影響および安全性を調べ、総合的な栄養評価を行うことを目的とした。今年度は、実験動物にオリーブ油を摂取させ成長を観察した。また、脂肪酸の酸化に必要なカルニチン投与の影響について検討した。実験動物には雄モルモットを用いた。オリーブ群には精製オリーブ油と市販オリーブ油を1:1で毎回混合し、一日一匹当たり1.0mLを経口投与した。比較としてラ-ドを一日一匹当たり1.0mL投与したラ-ド群を設けた。対照群には生理的食塩水を与えた。オリーブ群、ラ-ド群、対照群はさらに2群に分け、一方にはカルニチンを25mg/日/匹経口投与した。オリーブ群、ラ-ド群、対照群の脂肪摂取割合はそれぞれ8.2、8.6、3.4%であった。飼育期間中に、オリーブ群およびラ-ド群では体毛より油成分の分泌が認められた。オリーブ群では対照群に比べ行動も鈍いことが観察された。体重増加については、飼育21日目のオリーブ群は対照群の約半分であり体重差は100gに達し、また、実験群12匹中2匹が死亡し他の動物にも衰弱がみられたため解剖を行った。一方、ラ-ド群は順調に成育し、飼育28日目において対照群と同レベルの体重増加を示した。カルニチンは高脂肪食の場合に組織濃度が低下すると報告されているが、いずれの群においてもカルニチン投与の効果は顕著ではなかった。今後、投与量、投与方法についての検討を行う予定であり、また、安全性は変異原性および細胞増殖活性による評価を検討している。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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