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1998 Fiscal Year Annual Research Report

食物中の血栓溶解酵素の検索とその生体内における効果の検討

Research Project

Project/Area Number 09680060
Research InstitutionKacho Junior College

Principal Investigator

豊原 容子  華頂短期大学, 生活学科, 講師 (50241211)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中田 理恵子  奈良女子大学, 生活環境学部, 講師 (90198119)
豊原 治彦  京都大学, 農学部, 助教授 (90183079)
村田 道代  華頂短期大学, 生活学科, 教授 (30133135)
Keywords血栓溶解酵素 / フィブリノーゲンザイモグラフィー / マイタケ
Research Abstract

昨年に引き続き、フィブリノーゲンザイモグラフィーによるフィブリノーゲン分解活性と人工血栓の溶解量から、各種食品について血栓溶解活性を有する酵素の存在を調べた。この結果、ザイモグラフィーでは食品中のタンパク質とバンドが重なっておりわかりにくいが、魚類内臓およびその加工品、魚類筋肉中に活性が見られた。これらは、血中プラスミンの可能性もありさらに検討が必要であると考えられる。
さらに、これまでに検索した食品中もっとも強い活性を有していたマイタケについて、本酵素の精製を進めた。まず2倍量の20mM酢酸バッファーでホモジナイズし遠心上清を粗抽出液とした。この抽出液の硫安30-80%沈殿画分をバイオゲルで脱塩後、CMセルロースカラムクロマトグラフィー、ゲルろ過などを行ったが、活性は広範に検出され、本年は精製にはこぎつけなかった。さらに精製を進めていく方針である。
また、ナットウでは経口摂取により生体の血栓溶解を増強することが明らかにされている。そこで、マイタケ酵素の経口摂取による生体での取り込みについてもイムノブロット法により検討を行った。精製ができていないことから、電気泳動ゲルから切り出した活性酵素を使い抗体を作製した。ラットに5倍量の水で抽出したマイタケ抽出液を自由摂取させた。5日間で約150ccの抽出液を摂取させた後、採血し抗体反応を確認したが、明らかな交叉性はみられなかった。さらに投与量・投与期間などの調節、加えて精製抗体の作製などを行い、生体内での動きや働きについて検討を行っていきたい。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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