1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09680072
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
八木 江里 東洋大学, 工学部, 教授 (80057984)
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Keywords | Thermodynamics / Entropy / Physics in the 19th Century / Mathematical Physics / The 1st and 2nd Laws of Thermodynamics |
Research Abstract |
R.Clausius,W.Thomson,M.Rankineらの熱力学第一およびエントロピー導入による第二法則への寄与を数学的方法に焦点を置いて、資料の収集と分析を行った。その成果として、F.Fourierの具体的影響を詳しく明らかにすることができた。それらは、Clausiusについては、流れの流入と流出との差を作ることで2次微分のみを残す方法と、流れのエネルギー保存的表現であることが分かった。 W.Thomsonについては、Fourier級数の利用と、同上のエネルギー保存的表現であることが明らかになった。 さらにE.Clapeyronによって提示されたCarnot's function C(第二法則への導入)が理論と実験データを繋いでいることを発見した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 八木江里(共著 林): "Clausius and the 1st and 2nd laws of thermodynamics" 20th Int.Cong.History of Science,Abstract. Sec.8.2. 239 (1997)
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[Publications] 八木江里: "熱力学の発展と実験データI" 第53回日本物理学会年会講演概要集. 4. 2aT2 (1998)