1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09680104
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
岸本 肇 神戸大学, 発達科学部, 教授 (80030592)
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Keywords | 震災 / スポーツ / スポーツ実践 / スポーツ愛好者 / 体育 |
Research Abstract |
1市民スポーツの被害と再開状況 標記の事柄について、被災地における週1回以上のスポーツ実践者250人について調査した。判明した結果は、概ね次のごとくである。(1)スポーツ再開率が80%を超えたのは、地震半年後の8月であった。(2)再開が早いのが、ジョギング、ハイキング、そのシ-ズンはまったくあきらめた人が多いのはスキー、震災後1年以上経ってもほとんど神戸市内でできないのが野球、サッカー、テニスであった。屋内スポーツで再開の早いにが卓球、水泳は身近なプールの営業開始のタイミングに再開する人が多かった。(3)スポーツの再開と継続的実施とは、かならずしも一致しない。施設が以前のようには復旧していないからである。震災後1年経っても、スポーツ実施の「ぺ-スダウン感」を持つスポーツ愛好者が半分以上であった。 2学校の体育の震災直後の概況(1)震災直後の1995年3月段階では、神戸市立の小・中・高校計117校中、地割れや家を失った人のテント等で約半分の56校でグランドが使用できなかった。避難者がいなくなった1997年1月でも、17校で校舎改築、仮設教室等のためにグランドが使用できなかった。(2)地震翌年の1996年夏にプール使用ができなかった学校が16校、自校のグランドで運動会ができなかったのが17校であった。
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Research Products
(1 results)