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1997 Fiscal Year Annual Research Report

認知発達と動作学習の相互関連性のメカニズムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 09680120
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHiroshima Prefectural Women's University

Principal Investigator

中瀬古 哲  広島女子大学, 生活科学部, 助教授 (00198110)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 加藤 美紀  広島女子大学, 生活科学部, 助手 (00084137)
猪木 省三  広島女子大学, 生活科学部, 教授 (90127613)
Keywordsボールゲーム / 系列動作 / 系列記憶 / 自己中心性
Research Abstract

予備実験を含め、3歳児から11歳まで延べ122名のボールゲーム活動のデータを収集した。動作課題についてはビデオ分析を行った。認知発課題については、知能テストが教育現場で受け入れなかったため指導者が日頃実施している認識調査(学習者の個人・グループノート)のデータを分析した。その結果以下の点が明らかとなった。
1.3歳児からルールの存在するゲームらしきものが成立する可能性が高い。
2.年齢に関係なく、ゴール成功への興味・関心が非常に高い。
3.パスという行為の持つ意味が年齢及び経験量によって異なる可能性が高い。
4.当初予定していた事前・事後の認知発達課題(知能テスト)と動作課題についての直接的な因果関係は現段階では確認できなかった(実施方法に問題があったため)。
5.幼児の自己中心性の把握については、ある一定期間被験者と生活をともにする必要がある。
上記の結果を踏まえ、次年度からは、スポーツ活動に引き寄せた認知発達課題を設定(系列記憶と系列動作に焦点化)し動作学習との関係を分析するとともに、幼児の自己中心性の把握については、実験者が一日幼児と生活をともにし被験者を観察するという方法を取り入れることとする(介入観察法の実施)。
また、データの収集を、当該教育機関の教諭(小学校)・保母(保育園)に、完全に委託したため条件統制に曖昧な部分を残しデータの信憑性に問題が生じた。今後は条件が許す限り実践現場に直接赴き条件統制の曖昧性を排除するように務めたい。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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