1997 Fiscal Year Annual Research Report
慢性疾患罹患高齢者のこころの健康改善に及ぼす身体活動の相対的影響度に関する研究
Project/Area Number |
09680121
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yamaguchi Prefectural University |
Principal Investigator |
青木 邦男 山口県立大学, 社会福祉学部, 教授 (80142826)
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Keywords | THI / SDS / GHQ / PCGモラール / ADL / 健康度自己評価 |
Research Abstract |
在宅高齢者400名(男性200名,女性200名)を調査対象者として,「こころの健康」を総合的に測定できる尺度を見出すべく,様々な健康の尺度を調査・検討した.調査に使用し,検討した項目と健康尺度は(1)健康度自己評価,(2)日常生活動作能力(ADL),(3)SDS(self-rating Depression Scale),(4)主観的幸福感(PGCモラール・スケール),(5)自尊感情,(6)慢性疾患羅患数,(7)一般健康調査票(GBQ),(8)東大式自記健康調査・身体面(THI・F),(9)東大式自記健康調査・心理面(THI・M)である.因子分析及びクラスター分析並びに重回帰分析によって,これら項目と尺度の再構成と相互関連を分析した結果,(9)東大式自記健康調査・心理面(THI・M)の尺度が「こころの健康」測定する尺度として,他の項目及び尺度を代表することが見出された. したがって,本研究課題である「慢性疾患罹患高齢者のこころの健康改善に及ぼす身体活動の相対的影響度」で,従属変数となる「こころの健康」をこの東大式自記健康調査・心理面(THI・M)の尺度を使用することとする.
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