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1997 Fiscal Year Annual Research Report

スポーツ用マウスガードの開発とその実用試験

Research Project

Project/Area Number 09680131
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

弘 卓三  鶴見大学, 歯学部, 助教授 (90199109)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 鉄雄  鶴見大学, 歯学部, 講師 (40166806)
Keywords運動 / マウスガード / 衝撃試験 / 呼吸機能 / H型
Research Abstract

本研究の目的は運動的に生理機能を低下させることなく、体育学的、歯科医学的見地から安全であり、運動機能に悪影響を及ばさないマウスガードを作成する事にある。
平成9年度には下記について研究を行い、新たな知見を得たので報告する。
1.マウスガードの作成
運動中には身体の動揺が大きく従来までのU型では十分に歯の固定ができないことから明らかとなった。そこで、マウスガードの基本型は、従来までの断面積がU型をしたものでなく、その基本型をH型にした。すなわち、H型にすることで上歯のみならず下歯までも固定できることに特徴がある。
さらに、生ゴムではゴム特有の臭いがあり、被験者には嘔吐する者がいた。また、塩化ビニールでは堅すぎて歯の歯根への余分な負荷が感じられたので、マウスガードの素材にはシリコンを使用した。
2.作成したマウスガードの衝撃試験
マウスガードの衝撃試験には落球型衝撃試験装置を用い行った。その結果、アウトシェルのみではその吸収は1/2であり、インナーシェルとアウトシェルの2重構造ではではその吸収は1/7まで低下した。従って、マウスガードは2重構造シェルを用いて行った。
マウスガード使用時の生理・生化学的分析
マウスガード装置後の血液性状および蛋白質の変化を新たに購入したマイクロプレートリーダーにて分析したが、マウスガード装置による生理的変化は観察されなかった。引き続き、運動後の変化においても観察する予定である。
4.運動効率の測定
マウスガード装置による呼吸機能の変化を観察したが、マウスガード装置・非装置に関わらず、酸素摂取量の低下は観察されなかった。
以上のことにより、H型2重構造のマウスガードは衝撃吸収能が高く、運動中の呼吸機能にも悪影響を与えていないことが明らかになった。今後は、パワーの発現や現在市販されているマウスガードとの比較研究を予定している。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 弘 卓三: "スポーツ用H型マウスガードの特性の検討-衝撃緩衝能・呼吸機能からの検討-" 体力科学. 46・3. 297-304 (1997)

  • [Publications] 弘 卓三: "スポーツ用H型マウスガードの長期使用による呼吸機能への影響" 第2回・神奈川体育学会大会. (1998)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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