1997 Fiscal Year Annual Research Report
主観的評価法による幼児の運動能力テストバッテリ-の作成
Project/Area Number |
09680138
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
青柳 領 福岡大学, 体育学部, 教授 (20184054)
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Keywords | 幼児 / 主観的評価 / テストバッテリ- |
Research Abstract |
4-6歳児の走・跳・投・捕球の基本的運動動作に関して、先行研究をもとに「パフォーマンステストと既存の主観評価との関連」「既存の主観的評価によるパターンの記述」などについて整理し、腕、脚、足、胴体、頭部別に試験的に「できている」「どちらともいえない」「できていない」という3段階の評価からなる主観的評価項目を選定・作成した。その際には、必要文献の収集のみならず専門的知識の提供も受けた。その後、約100名程度の被検者を対象に予備的役割を実施した。そこでは、VTR撮影のみならずパフォーマンスの記録(秒、mなどによる)も行った。 そのVTRをもとに、同一被検者の同一試技を、3名により別々に主観的評価を行い、その一致の程度を独立係数から求め、客観性の検討を行った。そして、同一被検者の2回の試技を1名で主観的評価し、その一致の程から、再現性の検討を行った。また、各試技と、成熟の指標である年齢やパフォーマンステストの記録との関連を求め、妥当性の検討を行った。 らに、検者から判断の容易さ等についても意見を聞き、実用性からの検討も行い、信頼性、客観性、妥当性、実用性を総合的に検討し、最終的なテストバッテリ-案を作成する。来年度はさらに測定対象者を増やし、個々の項目間の関連を考慮し、最終的なバッテリ-を作成する。
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