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1997 Fiscal Year Annual Research Report

小学生の屋外遊戯集団に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09680139
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionYonezawa women's junior college

Principal Investigator

矢崎 弥  山形県立米沢女子短期大学, 社会情報学科, 助教授 (70211612)

Keywords屋外遊技集団 / 集団構造 / 屋外遊技環境
Research Abstract

平成9年度10月に米沢市内の小学校2校と土浦市とつくば市の小学校各1校、計4校において、屋外遊技環境を変数に生活時間調査と遊技集団構造の調査を実施した。対象学年は2年・4年・6年の3学年である。
生活時間調査では次のような傾向が見られた。睡眠、身支度、食事等の生活必需時間や学校・塾等の時間を除く、自由時間量においては環境による差は殆ど見られないが、高学年になるほど自由時間が少なくなる傾向にあった。自由時間の過ごし方においては高学年になるほど、個人で過ごす時間が増えていた。自由時間を遊技集団を形成して過ごす時間量は低学年ほど多く、遊技集団の中で過ごすものとそうでないものが高学年になるほど明確に分かれる傾向にあった。
屋外遊技集団の形成状況を見ると、女子よりも男子の方が圧倒的に多く、また、低学年ほど多いことが明らかになった。環境によっての差はそれほど見られなかったが、放課後、家に帰る前に校庭で遊ぶことが許可されている学校においては、休みの日でも学校で遊技集団を形成する割合が高く、遊技集団の外部構造においても異年齢で、集団の規模も大きいことが、高学年において顕著にみられた。また、低学年では公園や学校の近くに住む子ども達がそうでない子ども達より規模の大きい屋外集団遊技を形成していることが明らかになった。つまり、低学年においては家の近くに遊び場があるかどうか、高学年においては学校を帰宅前に開放しているかどうかが屋外遊技集団形成の環境要因として重要であることが明らかになった。集団の内部構造や人間関係との関係については現在調査中である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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