1999 Fiscal Year Annual Research Report
脳波バイオフィードバックトレーニングによるパフォーマンス向上の研究
Project/Area Number |
09680142
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Research Institution | Assumption Junior College |
Principal Investigator |
丹羽 劭昭 聖母被昇天学院女子短期大学, 教授 (70031664)
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Keywords | 脳波 / バイオフィードバック / Fp_2α_2波 / α_2波 / 自律訓練 / 集中力 / 疲労 / フリッカー値 |
Research Abstract |
パフォーマンスに適した心理状態に、自分自身をコントロールできるようにすることを目的とした自律訓練法を用いた優勢Fp_2α_2波バイオフィードバックトレーニングによって、注意の一点への集中状態を強める方法を検討するため、女子大生18名(18〜23歳)について実験した結果、次のような結論を得た。 (1)注意が一点に集中している状態の時、優勢前額皮上電位α_2波(優勢Fp_2α_2波)が多く出現する。 (2)自律訓練法を用いた優勢Fp_2α_2波BFTによって、優勢Fp_2α_2波を多く出現させることができる。 (3)自律訓練法を用いた優勢Fp_2α_2波BFTによって優勢Fp_2α_2波を多く出現させた時、注意の集中状態がより向上し、パフォーマンス(一点集中)成績も向上すると考えられる。 (4)疲労度が大きい時、優勢Fp_2α_2波もあまり出現しないし、パフォーマンス(一点集中)成績もあまり向上しないと考えられる。 (5)フリッカー値の変化値(変化)からみた視覚疲労と一点集中成績の伸び率(変化率)とは正の相関関係が認められたが、この問題はさらに実験を重ねて検討すべき課題である。 (6)優勢Fp_2α_2波の出現率はフリッカー値及びパフォーマンス(一点集中)成績の両方に有意な相関関係を示す。 (7)優勢Fp_2α_2波BFT群の方が統制群よりパフォーマンス(一点集中)試行による視覚疲労が少ないと考えられる。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 丹羽劭昭: "自律訓練法を用いた優勢前額皮上電位α_2波バイオフィードバックトレーニングによる注意集中の増強の検討"聖母被昇天学院女子短期大学紀要. 第25号. 15-37 (1999)
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[Publications] Hashimoto Kimio,Saito Atsushi,Niwa Takaaki,: "Comfortable Self-established Pace (CSEP) : The Optimal Exercise Intensity for Gaining Positive Affect?"Association for the Advancement of Applied Sport Psychology・1999 Conference Abstracts (Banff,Canada). 92 (1999)
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[Publications] 丹羽劭昭: "弓道選手における自律訓練法を用いたバイオフィードバックトレーニングによる心拍制御について"体育・スポーツ関連学会連合大会大会号. 306 (1999)
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[Publications] 東山明子、丹羽劭昭: "色・音・イメージが脳波に及ぼす影響"日本スポーツ心理学会第26回大会研究発表抄録集. 66-67 (1999)