1999 Fiscal Year Annual Research Report
高校生における日常生活時の不定愁訴の発現に及ぼす運動の影響について
Project/Area Number |
09680144
|
Research Institution | Kurashiki City College |
Principal Investigator |
前橋 明 倉敷市立短期大学, 保育学科, 助教授 (80199637)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中永 征太郎 ノートルダム清心女子大学, 人間生活学部, 教授 (10069122)
|
Keywords | 高校生 / 不定愁訴 / 運動能力 / 体力 / フリッカー値 / 生活習慣 / 睡眠状況 / 生活意欲 |
Research Abstract |
平成11年度の調査は,高校生の「睡眠の状態」,「起床後のねむけとだるさ」,「朝の食欲」,「肉体労作や頭脳労作に対する好みの時間帯」,「就寝時の疲労の程度」,「夜間に肉体労差を実施すると仮定した際の実行の可能性」などについて質問紙法により生活の実態調査をし,その研究成果を日本体育学会第50回大会(於:東京大学)において報告した。[1999年10月] そして,この調査結果を裏づけるための実験として,フリッカー値の日内変動を実測し,あわせて運動能力テストと体力診断テストを行い,フリッカー値の日内変動に及ぼす運動能力・体力の要因について検討した。その研究成果は,第46回日本学校保健学会(於:名古屋大学)において報告した。[1999年11月] また,高校生が意識の中で,「自己体力の評価」と「満足度」をどのように捉えているかを調査し,体力の向上を期待するための分析と検討を加え,その検討結果を「運動・健康教育研究第9巻第1号,日本幼少児健康教育学会」で発表した。[1999年12月] さらに,生活習慣調査項目と日常生活の中の「睡眠の状況」,「生活意欲」,「労作に対する集中力」,「体力の自己評価と満足度」とのクロス集計も行った。 現在,体力の客観指標として,「Lean body mass」を中心に,体成分・運動能力や体力診断テストの成績との関連性について検討中である。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 前橋明、寺坂鋭子、中永征太郎: "高校生における体力の自己評価ならびに体力の満足度と睡眠状態との関連性"運動・健康教育研究. 9巻1号. 17-24 (1999)
-
[Publications] 前橋明、寺坂鋭子、中永征太郎: "女子高校生におけるフリッカー値の日内変動-平日と週末の比較-"運動・健康教育研究. 9巻1号. 25-28 (1999)
-
[Publications] 前橋明、寺坂鋭子、中永征太郎: "高校生における運動能力別のフリッカー値の日内変動"運動・健康教育研究. 9巻1号. 29-33 (1999)