1997 Fiscal Year Annual Research Report
感性レベルにおける異文化間交流能力育成のための教育プログラムの開発
Project/Area Number |
09680228
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
斎藤 美穂 早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (90288043)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古西 浩之 早稲田大学, 人間科学部, 助手 (30277793)
野嶋 栄一郎 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20000086)
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Keywords | ノンバーバルコミュニケーション / インターカルチャラルコミュニケーション / 感性 / 文脈 / 映像記録 / コミュニケーションギャップ / 教育プログラム / インターネット |
Research Abstract |
インターカルチャラルコミュニケーションにおいて、その文化でのノンバーバルなコミュニケーションの手がかりを早期に理解・獲得することは、異文化間のコミュニケーションギャップを緩和する手段の一つと考えられる。本研究はこのような側面に関して感性レベルにおける異文化間交流能力育成のための教育プログラムを作成・開発することを目的としている。その為に本年度はまず異文化におけるノンバーバルコミュニケーションの様態を文献・資料等から収集し、さらに異文化での実例を映像記録として収録した後にそれらをCRT画面上で編集することが主な研究実績となった。映像記録は、アイコンタクト・身ぶりや手振り等のボディーランゲージ・表情や感情の表出における差異・コミュニケーション時の対人距離・生活習慣の差異生活空間や居住空間の差異等に着目して収録した。これらは外国での一般的な日常生活を通して得られたノンバーバルなコミュニケーションでの文脈が中心であるが、本研究の最終的な目的である教育プログラムの作成・開発の為に、学生という視点から彼らの生活を通して得られた文脈に関しても着目して収録した。さらにそれらの映像記録を、現在収録中である日本における映像記録と対応させる為に、異文化でのノンバーバルコミュニケーションの差異が突出する文脈を中心にしてCRT画面上で編集した。次年度はこのようにして編集された映像記録をインターカルチャラルコミュニケーションにおけるノンバーバルな文脈の把握・理解の為にインターネット上で使用し、その結果を活用しながら異文化間交流能力を育成させるための教育プログラムを開発していく。
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