1999 Fiscal Year Annual Research Report
特殊教育に携わる教員のテクノストレスの実態と予防対策のためのカリキュラの開発
Project/Area Number |
09680235
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Research Institution | The National Institute of Special Education |
Principal Investigator |
小孫 康平 国立特殊教育総合研究所, 教育工学研究部, 主任研究官 (60260022)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岸 正明 鳥取大学, 教育地域科学部, 教授 (20031924)
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Keywords | 特殊教育 / テクノストレス / タイプA / コンピュータ |
Research Abstract |
コンピュータの普及に伴い、学校におけるコンピュータ利用が急速に進みつつある。その反面、コンピュータ教育が盛んになるにつれて、教育がコンピュータを利用する際の心理面に関しても多くの問題点が出てくる可能性がある。 そこで、本研究では「テクノ依存症的傾向」および「テクノ不安症的傾向」の実態を把握し、テクノストレスと心理特性(タイプA行動パターン)や疲労感、コンピュータの利用状時間などとの関連性を分析することを目的とした。また、近年、ディスプレイ上で文書を読むことが多くなり、利用する色の組み合わせによっては眼の疲労を招く危険がある。そこで、コンピュータディスプレイ上の文字色と疲労感についても検討を進めることを目的とした。その結果、以下の知見を得た。 1.タイプA群の方がタイプB群よりも、テクノ依存症的傾向、テクノ不安症的傾向、疲労感、ストレスが高かった。 2.重回帰分析の結果、タイプAに影響する変数は、「高いコンピュータへの適応感覚」、「動作・反応の速さ」、「コンピュータ作業環境から日常環境への切替困難度」、「職場での利用時間」が関与していることが示唆された。 3.視認性が低い場合は瞬目率が減少し、眼の疲労につながる可能性を示唆した。
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[Publications] 小孫康平: "タイプA行動パターンとテクノストレスとの関連"日本心理学会第61回大会講演論文集. 351 (1997)
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[Publications] 小孫康平: "テクノストレスとコンピュータ利用状況との関連"教育工学関連学協会連合第5回全国大会講演論文集. 509-510 (1997)
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[Publications] 小孫康平、大佐賀敦、田多英興: "平仮名文字の読みやすさと瞬目活動"日本人間工学会第39回大会講演論文集. 424-425 (1998)