1997 Fiscal Year Annual Research Report
生活科と理科・社会科との接続・発展理論の構築と学習プログラムの開発
Project/Area Number |
09680278
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
宮本 光雄 熊本大学, 教育学部, 教授 (40039441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 玄三 熊本大学, 教育学部, 助教授 (40211437)
前田 健悟 熊本大学, 教育学部, 助教授 (00040048)
三島 嶽志 熊本大学, 教育学部, 教授 (40040034)
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Keywords | 生活科と理科 / 生活科と社会科 / 教育の基本原理 / 学習プログラムの開発 / 接続・発展理論 / 理科カリキュラムの構造化 / 横断的・総合的な教育課程 / クロスカリキュラム |
Research Abstract |
本研究は、生活科と理科・社会科との接続・発展を目指す理論を構築するとともに、授業実践と直結する学習プログラムとそれに位置づく一連の教材を開発・作成し、そのモデルを提示しようとするものである。 今年度の本研究実績の概要は、次の通りである。 1.教育の7つの基本原理を中心に踏まえ、その視座から、生活科と社会科の目標・内容・方法・評価にわたって、生活科と社会科の接続・発展を目指す授業理論を提示した。 2.生活科と社会科の接続・発展理論を踏まえ、熊本県の小学校教諭の研究協力を得て、第1学年から第6学年にわたる生活科と社会科の授業案を作成した。 3.理科カリキュラムを再構築し、生活科や総合学習との連携を図っていく必要があるとする立場から、第3学年の理科学習に入る前に体験させておきたい学習内容を洗い出し、第3学年のB区分「物質とエネルギー」のカリキュラムの構造化を図った。 4.生活科と理科を基軸とするクロスカリキュラム開発の視座から、横断的・総合的な教育課程の編成理論を構築し、学習プログラムを開発することをねらいとした研究を行った。 (1)今日提唱されている横断的・総合的な教育課程を支える理念を明確にした。 (2)総合科学技術教育へ向けての視点と方策をもとに、科学的リテラシー育成、環境リテラシー育成、および情報リテラシー育成に重点をおいた教育課程編成の原理と方法を理論的に考究し、具体的なクロスカリキュラム試案を作成した。 (3)学校での実践的な教育課程開発研究の成果をもとに、それらの一般的類型化を図り、今後の課題を探った。 (以上の1.2.3.4.の成果は『科学研究成果報告書』に掲載) 5.平成9年12月6日に開催された熊本県生活科教育学会で「生活科と他教科の関連・接続・発展をどう図るか」というシンポジウムテーマのもとに、研究成果の交流を図った。
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[Publications] 宮本光雄: "生活科と社会科の接続・発展論-教育の7つの基本原理を中心に-" 平成9年度科学研究成果報告書. 1-28 (1998)
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[Publications] 三島嶽志・前田健悟: "学生の植物の嗜好傾向とその学習状況依存" 熊本大学教育学部紀要. 第46号. 45-52 (1997)
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[Publications] 前田健悟・三島嶽志: "コンピュータ通信を活用した理科教育学生訓練法の開発" 日本科学教育学会研究会報告. 12巻2号. 81-84 (1997)
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[Publications] 山下洋・城祐治・前田健悟・三島嶽志: "環境教育プログラムの開発-授業実践1-" 日本科学教育学会研究会報告. 12巻2号. 17-22 (1997)
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[Publications] 中山玄三: "科学技術リテラシーの完全普及をめざす科学教育改革の動向" 熊本大学教育学部紀要. 第46号. 351-358 (1997)
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[Publications] 中山玄三: "学校ベースの横断的・総合的カリキュラムの開発" 日本科学教育学会研究会報告. 12巻2号. 7-12 (1997)
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[Publications] 中山玄三(監修・編著): "緑川環境教育小学校教材集" 熊本県甲佐町・甲佐町教育委員会, 全3巻 (1997)