1998 Fiscal Year Annual Research Report
短大生における中学時導入の文法項目および語彙の習得状況に関する統計的研究
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09680291
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| Research Institution | Shonan Kokusai Women's Junior College |
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Principal Investigator |
高橋 順子 湘南国際女子短期大学, 英語学科, 講師 (30290034)
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| Keywords | 語彙テスト / 中学英語検定教科書 / 語彙習得 / 文法習得 / 中学校文法 / 統計 |
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| Research Abstract |
短大生である被験者たちが中学在学年度に採用されていた中学検定教科書7社の文法・語彙をリスト化し、テストを作成・実施した。短大入学直後の4月にテストの実施を予定していたが、語彙テストを検討する際、実際の言語運用に必要な語彙力は従来型の英語対日本語の翻訳能力のみを問うテスト形式では測定できないと判断し、音声面・生産面をも考慮した結果、同一被験者グループに対し3回の受験機会を設定する必要が生じ、被験者確保の困難も伴い、当初の計画を変更せざるを得なかった。
1. 文法テスト(予備研究を含め被験者数355名(実施時期短大1年次4月))全53項目について整序問題の形式で作間、実施。平均正答率は約70%、中学3年次の導入項目は正答率約30%、特に接続詞that,第5文型などの正答率は極めて低かった。
2. 語彙テスト(被験者数90名(実施時期短大2年次11月)、有効被験者数51名)7社の英語検定教科書の3社以上に共通の1,019語から30語を選定。語彙力を意味【double arrow】綴り、綴り【double arrow】音声、音声【double arrow】意味の相互変換能力からなるものと見なし、6種類の下位テストを作成、実施。
(1) 6下位能力の順位は、綴り→意味、音声→意味、音声→綴り、意味→綴り/綴り→音声、意味→音声の順であり、受容>産出、視覚>聴覚>作文>口頭という語彙力のプロフィールが得られた。
(2) 英語総合力との関連については、総合的英語力の高い被験者ほど音声入力の語彙力(音声→意味、音声→綴り)が高く、逆に英語総合力テストの下位者は視覚的語彙力とも言うべき語彙力(綴り→音声、綴り→意味)での成績が高い、という結果が得られた。
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