1997 Fiscal Year Annual Research Report
マルチチャンネル・ビションシステムの試作と物体認識
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09680386
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Osaka Electro-Communication University |
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Principal Investigator |
富永 昌二 大阪電気通信大学, 情報工学部, 教授 (10103342)
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| Keywords | 物体認識 / ビションシステム / 分光分布 / 分光反射率 / 色恒常性 / カラー |
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| Research Abstract |
(1)6センサを有するマルチチャンネルカメラを構築した.カメラシステムはモノクロCCDカメラと6種類のカラーフィルタを組み合わせて,可視スペクトルを6つの波長帯に分割するものである.このシステムを用いれば,画像データから照明光源と物体表面の分光情報を推測することが可能になった.
(2)分光情報の推定には各センサの分光感度の正確な知識が要求される.センサ感度はデータから推定するのではなく,実測に基づいた技法を開発した.このために本学予算で別途購入のモノクロメータとキセノンランプを用いた測定系を作り,6センサの分光感度関数を決定した.
(3)画像計測系を現有のパソコンを用いて構築した。まず10ビットA/Dコンバータ付のイメージボードを実装した。次にカメラのダイナミックレンジを拡大するためにシャッタスピードを計算機制御する機構を取り付けた.なお処理の効率化から,表面分光反射率と照明光の分光分布を推定する計算処理はワークステーションで行っている.
(4)液晶チューナブルフィルタがカメラシステムに利用可能であるかどうかを調べるために,液晶フィルタの特性を試験した.このフィルタの分光透過率は波長に依存して大きく変化し,これは計算機で制御可能である.しかし偏光の影響を受けたり,特に本年は室温の影響がフィルタ特性に大きく影響することがわかった.
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[Publications] 富永昌二: "Computational Approach and a Multi-Channel Vision System" Proc.of 8th Conf.of AIC. 71-76 (1997)
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[Publications] 富永昌二,岡山敏之: "ハイライトや相互反射の影響を含むカラー画像の解析法" 電子情報通信学会 論文誌 DII. 80・6. 1360-1369 (1997)
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[Publications] 富永昌二: "Separation of Reflection Components from a Color Image" Proc.of 5th Color Imaging Conference. 254-257 (1997)
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[Publications] 富永昌二: "Estimation of Reflection Parameters from a Color Image" Proc.of Computer Vision-ACCV'98. 80-87 (1998)
