1997 Fiscal Year Annual Research Report
冬季の景観シミュレーションのための降雪・積雪モデル
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09680406
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Morioka Junior College,Iwate Prefectural University |
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Principal Investigator |
村岡 一信 岩手県立盛岡短期大学, 生活科学科, 助教授 (30219878)
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| Keywords | コンピュータグラフィックス / 景観シミュレーション / 季節感 / 降雪 / 積雪 / 融雪 / 自然現象 |
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| Research Abstract |
冬季の景観シミュレーションのための降雪・積雪モデル開発のため、(1)雪画像生成のための質感表現法、(2)降雪中の雪の振る舞いのシミュレーション法、(3)風の影響を受けて形成される積雪形状の定義法、(4)日射や気温変化の影響による積雪形状変形シミュレーション法、(5)外力による瞬間的な積雪の形状変形シミュレーション法、の実現を目指している。平成9年度ではこれらのうち、(1),(2),(4)について実施し次のような結果を得た。
(1)雪画像生成のための質感表現法:降雪中の雪片の質感表現と、積雪の質感を表現する手法を開発し画像生成を行った。この結果、降雪雪片では「ぼたん雪」状の質感を、積雪では「新雪」や「ざらめ雪」状の質感を表現できることを確認した。平成10年度以降では、水分を多く含む積雪の質感を表現できるように拡張する。
(2)降雪中の雪の振る舞いのシミュレーション法:気流の場の2次元モデルにより地表の物体で気流が乱される雪舞のシミュレーション実験を行い、3次元モデルへの拡張の見通しを得た。平成10年度以降は3次元モデルへの拡張および気流の場の自動設定法の検討を行う。
(4)日射や気温変化の影響による積雪形状変形シミュレーション法:積雪に対する日射や物体からの輻射熱を考慮した積雪の熱伝導モデルを開発し、与えられた新雪形状から融雪形状を自動生成する手法を開発した。これにより任意の新雪形状から融雪の任意の段階の形状を自動生成できることを確認した。平成10年度以降は、さらに融雪により発生した水の移動をモデルに組み込み、つららなど、融雪に付随する現象も表現可能な拡張を行う。
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Research Products
(1 results)
