1997 Fiscal Year Annual Research Report
GUI 環境下での重度視覚障害者によるソフトウェア開発の方法とその教育に関する研究
Project/Area Number |
09680407
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tsukuba College of Technology |
Principal Investigator |
長岡 英司 筑波技術短期大学, 情報処理学科, 助教授 (30227996)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒川 哲宇 筑波技術短期大学, 一般教育等, 教授 (50114070)
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Keywords | 視覚障害 / GUI / 非視覚的アクセス / アクセス機器 / スクリーンリーダ / ソフトウェア開発 / 触読教材 / Windows95 |
Research Abstract |
初年度である平成9年度は、基礎段階の研究として以下のことを行った。なお、点字教材や触図教材の作成は、専門の点訳者に依頼した。また、重度視覚障害者用のアクセス機器として、点字ディスプレイ装置、点字プリンタ、音声出力装置等を使用し、触読教材の作成には、点字データ作成システム、イメージスキャナ、立体コピー機等を用いた。 1.GUIシステムへの非視覚的アクセスの研究: (1)日本語版および英語版のWindows95を対象に、非視覚的アクセスの可能性を調査し、現状を把握した。 (2)Windows95用スクリーンリーダのうちの「95Reader」(日本語環境)と「JAWS」(英語環境)について、機能、操作法等を実証的に調査研究し、それぞれの可能性や問題点等を明らかにした。 2.GUIの概念や機能などを非視覚的に教育する方法の研究: (1)Windows95に関する教育を試行的に行い、重度視覚障害者がGUIを理解する道程を明らかにし、教育上必要な要素を抽出した。 (2)その結果に基づいて点字教材や触図教材を試作し、検討した。 3.ソフトウェア開発用システムに関する調査: (1)Windows95の環境下において非視覚的方法でソフトウェアを開発するのに適した処理系を見いだすために、英語環境用の開発システムとマクロ言語システムのそれぞれ複数種類について調査した。 次年度は、非視覚的方法でのソフトウェア開発について重点的に研究する。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 長岡 英司: "Work environment of blind computer specialists in Japan" DISABILITY AND REHABILITATION. 19・7. 293-296 (1997)
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[Publications] 長岡 英司: "重度視覚障害者のテキスト処理作業における点字出力利用と音声出力利用の比較研究" PIN. 18. 13-17 (1997)
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[Publications] 長岡 英司: "USE OF ASSISTIVE TECHNOLOGY BY JAPANESE BLIND COMPUTER SPECIALISTS" 10th ICEVI WORLD CONFERENCE. (1997)
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[Publications] 長岡 英司: "視覚障害者のためのコンピュータ・インタフェース" 電子情報通信学会 基礎境界ソサイエティ大会講演論文集. 269 (1997)
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[Publications] 長岡 英司: "重度視覚障害者のコンピュータ・アクセスにおける点字の利用" 第5回職業リハビリテーション研究発表会発表論文集. 40-43 (1997)