1999 Fiscal Year Annual Research Report
パルス大電流電子ビームのトランスポート、収束及び環境汚染ガス分解の研究
Project/Area Number |
09680467
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
中川 吉郎 大阪市立大学, 工学部, 助教授 (30047245)
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Keywords | パルス大電流電子ビーム / トランスポート / 環境汚染ガス / ガス分解 / NO_x |
Research Abstract |
パルス大電流電子ビームによるNO_x処理の実験を行った。純窒素中のNO_x処理実験においてガス容器の大きさ、初期ガス中のNO濃度、ガス容器へ入射するパルス電子ビームのパワー、パルス幅などを変化させて処理効率の最適化の実験をおこなった。平成9年度購入品NO_x-O_x測定装置(NOA-7000)を用いてNO,NO_2,NO_xの濃度を計測した。大きなガス容器、濃い初期濃度、小さな電子ビームパワーでNO_x除去のエネルギー効率が高くなった。これまでは入射電子ビームのエネルギーに対して処理効率を求めたが、電子ビーム発生電源であるマルクス電源の蓄積エネルギーに対して処理効率を向上する事が必要である。蓄積エネルギー及び電子ビームダイオード入力、出力電子ビームエネルギーを正確に計測し、マルクス電源と電子ビームダイオードを改良する事により蓄積エネルギーの46%を出力電子ビームに変換出来るようにした。これにより電源の蓄積エネルギーに対する効率は40倍程度向上した。これらの事は、平成11年電気関係学会関西支部連合大会、G1-9及び平成11年核融合科学研究所共同研究会に口頭発表した。さらに、国際会議(12^<th> IEEE International Pulsed Power Conference,Monterey,CA,1999)で発表した。
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Research Products
(1 results)