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1998 Fiscal Year Annual Research Report

myc-tagを用いたグルコーストランスポーターの構造と機能分析

Research Project

Project/Area Number 09680595
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

王 立宏  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助手 (40284319)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岸 和弘  徳島大学, 分子酵素学研究センター, 助手 (70284320)
Keywordsインスリン / GLUT4 / トランスロケーション / PI3-キナーゼ / Akt
Research Abstract

グルコースは動物細胞の主要なエネルギー源であり、細胞膜に存在するグルコーストランスポーター(GLUT)により細胞内外のグルコースの濃度差に依存して細胞内へ輸送される。その細胞膜輸送の分子メカニズムを解明することは生命の基本現象を理解する上でも重要であり、またグルコース利用障害は糖尿病発症の原因となる。GLUTは分子量が約55kdの膜を12回貫通する糖タンパクで、構造が類似している6種のGLUTファミリーが報告されている。その中でGLUTlは生体内各組織に広く発現され細胞膜表面上にあり、定常状態におけるグルコース利用に関与していると考えられている。一方GLUT4(インスリン反応性グルコーストランスポーター)はインスリン標的組織である筋肉や脂肪細胞に組織特異的に発現し、通常は主に細胞内膜分画に存在しているが、インスリン刺激により細胞膜表面上にトランスロケーションすることによりグルコース輸送を促進する。
申請者らは世界に先駆けてGLUT4のトランスロケーションにはPI3-キナーゼの活性化が必須であることを報告した。最近PI3-キナーゼの下流に存在するターゲットとしてAkt(Protein kinase B)が注目されている。そこで我々の開発したGLUT4のトランスロケーションが測定できる細胞系にAktのcDNAを用い、正常のAktとdominant negative Aktをそれぞれ安定に大量に発現している細胞株を確立した。これらの細胞を用いインスリン刺激した時のGLUT4のトランスロケーションをAktがシグナル伝達因子として働いているのか否か現在解析中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Takanobu Imanaka,Wang Lihong,Yousuke Ebina,et al.: "Reconatitution of Insulin Signaling Pathways in Rat 3Y1 Cells Lacking Insulin Receptor and Insulin Receptor Substrate-1" J.Biol.Chem.273. 25347-25355 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-13   Modified: 2016-04-21  

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