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1997 Fiscal Year Annual Research Report

IL-1受容体I型類似のST-2遺伝子産物の機能解析

Research Project

Project/Area Number 09680628
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionJichi Medical University

Principal Investigator

岩花 弘之  自治医科大学, 医学部, 講師 (80291623)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小坂 明子  自治医科大学, 医学部, 助手 (10281297)
柳澤 健  自治医科大学, 医学部, 助教授 (50182366)
KeywordsST2 / ST2L / モノクローナル抗体 / 細胞増殖 / プロモーター
Research Abstract

ST2およびST2Lを発現していることが明らかにされているヒト造血系癌細胞UT-7の培養液中に8種類の抗ヒトST2モノクローナル抗体である1B2、D12、E7、E9、F6、G1、G2およびG7を加え、WST-1 assayでUT-7細胞の増殖速度を調べたが、明らかな変化を認めなかった。また、光学顕微鏡で見る限り形態上の変化も見られなかった。
UT-7細胞を上記の抗ヒトST2モノクローナル抗体を用いて蛍光免疫染色し、FACSにより、染色される細胞と染色されない細胞の選別を試みたが、すべての細胞が染まってしまった。したがって、UT-7細胞を抗ヒトST2モノクローナル抗体と蛍光色素ヨウ化プロピジウムで二重染色し、細胞周期とST2Lの発現の関係を調べようとしたが、細胞周期のどの時期においてもST2Lが発現しているような結果となった。
当講座で新たな抗ヒトST2モノクローナル抗体の作製を試みており、そのうちの1つのハイブリドーマの上清をヒト線維芽細胞株TM12の培養液中に加えたところ、TM12の増殖速度が高まる可能性を示唆する結果が得られた。
マウスおよびラットのST2遺伝子には2つのプロモーターが存在すると報告された。そこで、UT-7から抽出した総RNAを用いて、5'-RACEを行ったところ、いままでに報告されていない5'非翻訳領域を持つST2cDNAクローンが得られた。その塩基配列を元にETCL-PCR法でプロモーター領域約1-kbをクローニングした。既報のものが下流のプロモーター領域であり、新たにクローニングしたのが上流のプロモーター領域であることを確認した。
RT-PCR法で調べたところ、UT-7ではST2mRNAとST2LmRNAの発現には主に上流のプロモーターが使用されていたが、TM12では下流のプロモーターを用いたST2mRNAの発現しか認めなかった。

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Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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