1997 Fiscal Year Annual Research Report
挿入突然変異株による細胞性粘菌の細胞内情報伝達機構の解析
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09680700
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Himeji Institute of Technology |
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Principal Investigator |
小山 正和 姫路工業大学, 理学部, 助手 (50194642)
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| Keywords | 細胞性粘菌 / 浸透圧ストレス / アメーバ / 遺伝子解析 |
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| Research Abstract |
まず、REMIと呼ばれる方法を用いて粘菌アメーバにランダムな挿入突然変異を引き起こすことをわれわれの研究室でもできるようにした。次いで、浸透圧ストレスに対する反応に変異のある細胞をランダムな変異細胞集団中から高能率で選択する方法を開発した。選択後のアメーバのコロニーの形態観測から様々の突然変異が濃縮されていると期待できる。予備段階として、選択された細胞株のうちからランダムに5つの株について性質を調べたところ2つ(osm4とosm5)が浸透圧に関係した性質の変異を持っていた。osm4は高浸透圧中でのみ基質との接着が野生株より弱くなる。osm5は低浸透圧ストレスに対する適応能力の変異であった。この2種の突然変異株におけるプラスミド挿入により破壊された遺伝子の回収を試み、osm4変異株について成功を収めつつある。今後は、浸透圧に関連した変異株を可能な限り多種類分離し、変異遺伝子の回収と塩基配列の解析をやる予定なので、上記2種の変異株の遺伝子解析と平行して、多数の変異株の浸透圧に関する性質を一度に調べるための方法について検討中である。
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Research Products
(1 results)
