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1998 Fiscal Year Annual Research Report

C-末端アンカー型膜蛋白質の小胞体膜挿入機構

Research Project

Project/Area Number 09680704
Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

柾木 龍一  関西医科大学, 医学部, 講師 (70140283)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 章嗣  関西医科大学, 医学部, 講師 (30174775)
KeywordsC-末端アンカー型膜蛋白質 / msALDH / 小胞体膜挿入 / GFP / COS細胞
Research Abstract

今年度は小胞体に局在するC-末端アンカー型膜蛋白質であるミクロゾーム型アルデヒド脱
水素酵素(msALDH)の局在化機構をCOS細胞へのマイクロインジエクション系を用いて
調べ、以下の結果を得た。
1. 緑色蛍光蛋白質(GFP)およびGFPとmsALDHのC-末端35アミノ酸残基(膜貫通領域と
小胞体移行配列を含む)のキメラ(GFPALDH(35))をCOS細胞に発現させ、それら
の細胞内局在を細胞分画法で調べた。その結果、GFPは細胞質画分にキメラはミクロ
ゾーム膜画分に分布することがわかった。またCCDカメ4ラを用いて観察したところ、
野生型およびキメラは、それぞれ細胞質と小胞体に局在することが明らかになった。
2. 野生型およびキメラの組み換え蛋白質を調製した。それらををCOS細胞にマイクロイン
ジェクションし、CCDカメラを用いて細胞内局在を調べると、インジエクション直後細
胞質に分布していたキメラは6時間後(37℃条件下)に小胞体に移行することが明らか
になった。これに対してGFPは細胞質に留まったままであった。さらに、免疫電顕法を
用いてこれらの結果を確認した。
3. GFPALDH(35)の小胞体移行は37℃条件下では1時間以内に起こることが判明した。ま
た、マイクロインジエクション後細胞を4℃に置くとGFPALDH(35)の小胞体移行は観察
されず、この反応は温度依存性であることがわかった。
4. ATP-γSとGTP-γSはGFPALDH(35)の小胞体移行を阻害した。
これらの結果より、GFPALDH(35)の小胞体移行反応はエネルギー依存性であることおよ
びGTP結合蛋白質が関与することが示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Ryuichi Masaki: "Important roles of the C-terminalportion of HPC-1/syntaxin 1A in membrane an choring and intracellular localization" J.Biochem.124. 311-318 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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